2021年1月30日(土)、温泉街の夕暮れが少しずつ深くなり、沢山の人達が楽しみにしていた「音信川うたあかり〜幻燈輪舞〜」がいよいよスタートしました。
「音信川うたあかり」は、リニューアルが進む長門湯本温泉の冬の風物詩として、地元の皆さんの主導で進められている光のイベント。三回目の開催となる今回は、温泉街に新しく整備された竹林の階段や恩湯広場を広々と使って、長門市出身の童謡詩人金子みすゞさんの世界観をスケール感たっぷりに演出しています。
①幻燈輪舞エリア
長門湯本温泉の駐車場から街を見下ろせば、長門市民の皆さんによるの詩の朗読に合わせて、竹林の階段沿いに鮮やかな影絵達が踊ります。「大漁」や「落ち葉のカルタ」など、みなさんが耳にしたことがある優しい世界が、リズミカルに変化するライティングとともに広がり、おとずれた人達は思わず足をとめて魅入っていました。
全部で10編のみすゞさんの詩に合わせて、それぞれに切り替わる小鳥や紅葉、魚の影絵に子どもたちも大興奮。寒さをものともせずに、はしゃぐ姿は微笑ましい限りです。
②みすゞのお庭エリア
息をのむスケールの幻燈輪舞をぬけて恩湯広場に着くと、右手には数千のあかりモチーフが形作る光の広場が現れます。長門市内の幼稚園、保育園、小学校、中学校の児童・生徒さんが協力して作成したモチーフには、大好きなお花やアニメのキャラクターなどが可愛らしく描かれ、あたたかな光を放っています。
柔らかな灯りにつつまれながら、自分の作ったモチーフを一生懸命探す子ども達を見守れば、ついつい時間が経つのを忘れてしまいそうです。
③おとずれ川エリア
うっとりするような光の演出は、長門湯本温泉の中心を流れる音信川沿いにも続きます。地元の方々が作り上げた大型の明かりモチーフ達が、恩湯広場から曙橋の川添いに沿って、美しく川の水面を照らしています。
安心して楽しめるイベントを目指して
温泉街を訪れる人達に、安心・安全なイベントを楽しんでもらうために、会場には新型コロナウィルス感染防止のための注意喚起が施され、マスクの着用や十分な距離をとっての鑑賞を呼びかけています。会場では、みなさんがしっかりとマスクを着用し、広々とした温泉街でソーシャルディスタンスを守りながら過ごされていました。
本イベントは、国土交通省観光庁が、新型コロナウィルス感染症の影響下で、より安全で魅力的なイベント実施を支援する、誘客多角化事業の採択を受けて行うものです。実施においては、観光庁の指導により作成する感染症対策マニュアルを遵守し、準備・運営を進めています。
こだわりのホットメニューでポカポカに
冬の寒さを少しでも和らげてもらいたいと、週末限定で恩湯食とおとずれ堂が屋台を出店中。恩湯食では、川田シェフが腕によりをかけてつくったジンジャー入りの甘酒やオーガニックココアなど、おとずれ堂ではマーゼルマーゼル特製のスープが販売されています。
とっておきの場所でとっておきの一枚を
会場を見渡して気づくのは、スマートフォンやカメラを掲げて写真を撮影している人達の多いこと。美しくはかなげなこの景色には、誰もがシャッターを切りたくなるようです。
音信川うたあかりでは、期間中にInstagramを活用したフォトコンテストを開催中ですので、素敵な一枚が撮れた方はぜひ応募してみて下さい。
>音信川うたあかりInstagramフォトコンテスト詳細
開催初日、二日目と沢山の人達に楽しんでいただいた音信川うたあかり。2月28日まで日没後に毎日開催していますので、お時間のあるときにどうぞ足を運んでみて下さい。(※屋台の出店は週末のみとなります。天候などにより照明プログラムの一部が変更になる場合もございます。予めご了承下さい。)
音信川うたあかり〜幻燈輪舞〜 特設ページ
https://yumoto-mirai.jp/utaakari2021
————————————–
音信川うたあかり〜幻燈輪舞〜
開催日 :2021年1月30日(土)〜2月28日(日)
開催時間:日没〜22時
会場:長門湯本温泉 竹林の階段〜恩湯広場、音信川(曙橋〜八千代)
詳細はイベント特設ページにてご確認下さい。
————————————–