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長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクトが 2020年度グッドデザイン賞を受賞

長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクトが2020年度グッドデザイン賞を受賞

2020年10月1日
長門湯本温泉まち株式会社

 「グッドデザイン賞」は、総合的なデザイン評価・推奨に関する日本で唯一の仕組みです(運営:公益財団法人日本デザイン振興会)。  2020年度グッドデザイン賞「街区・地域開発」のカテゴリーにおいて、長門湯本温泉まち株式会社が中心的な役割を果たしてきた「長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト」の受賞が決定いたしました。  2016年以降、長門湯本温泉が、長門市及び山口県、湯本まちづくり協議会はじめ地域の方々、旅館関係者をはじめとする地元事業者と一体となり、取り組んできた地域の持続可能性を高めるための空間構築や観光地経営のデザインが、社会を導く「よいデザイン」として高く評価されたものです。  ここに至る過程で、地域、事業者、行政、専門家など、多様な方々の参画を得て来たことそのものが評価いただけたものと考えており、この場をお借りして、改めて、関係の皆様に感謝を申し上げます。

【グッドデザイン賞受賞】長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト

受賞者:長門湯本温泉観光まちづくり推進会議、長門湯本温泉観光まちづくりデザイン会議

事業主体:長門市、星野リゾート、長門湯守株式会社、長門湯本温泉まち株式会社

プロジェクト概要:
衰退した温泉地の価値を高め次世代につなげるため、消費観光を脱し共感を生むエリアへ。それには投資主体・市・地域が同じビジョンを持ち、働き手暮らし手が誇りに感じ暮らしを楽しみ、地域自らが事業主体となり経済循環を起こし、来訪者と特別な空間と体験を共有する。それを実現する体制構築、空間、事業化、プロセス、観光地経営のデザイン。

(デザインのポイント)
①投資主体にビジョン提案を求め位置づけ、外部専門家と地元若手有志・町内黄疸が融合するチームビルディング
②県市に亘るエリア全体の抜本的土木デザイン、全域照明制御等、今日的環境デザインを民間外湯再建と共に実現
③3年間の社会実験を経て河川空間活用や交通計画の地元合意・仕組み構築、地元主体による継続運営が可能に

デザイナー等
プロデューサー:大西倉雄(前長門市長)、星野リゾート代表 星野佳路、長門湯本温泉まち株式会社 伊藤就一・大谷和弘

ディレクター:長門市長門湯本温泉観光まちづくりプロジェクト・チーム、木村隼斗(前長門市経済観光部長)、有限会社ハートビートプラン 泉英明・有賀敬直

デザイナー:アルセッド建築研究所益尾孝祐、カネミツヒロシセッケイシツ金光弘志、LEM空間工房長町志穂、日本海コンサルタント片岸将広、東京都立大学川原晋、金剛住機木村大吾、設計事務所岡昇平、YM-ZOP、ファンタス白石慎一

グッドデザイン賞 受賞詳細ページ

審査員による評価のポイント

衰退した温泉地の再生プロジェクト。事業者が公共空間を含むマスタープランを提案し、公民が連携して総合的なデザインに落とし込んでいることや、主に都市的な環境で用いられてきたデザインレビューや社会実験を取り入れていることなど、新たな挑戦をしており、それが質の高い空間に結実している。再生を目指す各地の温泉地で、大型宿泊施設の囲い込みから施設を巡る形式へと移行する動きがあるが、ここではさらにその先の、エリアそのものの豊かな体験へと向かおうとしている。観光だけでなく住み働く地域としての魅力も高める方法は、持続可能な観光のひとつのヒントではないだろうか。
【参考】 グッドデザイン賞(GOOD DESIGN AWARD)とは(グッドデザイン賞HPより抜粋)
グッドデザイン賞は、デザインによって私たちの暮らしや社会をよりよくしていくための活動です。1957年の開始以来、シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。 グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。 さらに、複雑化する社会において、課題の解決や新たなテーマの発見にデザインが必要とされ、デザインへの期待が高まっています。グッドデザイン賞は、審査と多様なプロモーションを通じて、デザインに可能性を見出す人びとを支援し、デザインにできること・デザインが生かされる領域を広げ、私たちひとりひとりが豊かに、創造的に生きられる社会をめざしています。