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長門湯本report:ミズベリング フォーラム2019にて、長門市役所 松岡さんが大賞を受賞!

水辺の未来を創造するプロジェクト「ミズベリング」が主催するMIZBERING FORUM 2019が2月28日、渋谷ストリームホールにて行われました。

題して「川ろうぜ、街がえようぜ大会議」。

会場は渋谷駅前のストリームホール。旧東横線渋⾕駅のホームおよび線路跡地等を再開発した新しいランドマークです。

エントランスには各ファイナリストの活動を伝えるブースが立ち並び、ミズベリングの活動が全国に広がっているのがわかります。

もちろん、長門湯本の観光まちづくり計画を紹介するブースも。たくさんの人たちが興味深そうに展示資料に見入っていました。

“かつての賑わいを失ってしまった日本の水辺の新しい可能性を創造していこう”というミズベリングのプロジェクトは今、全国各地に広がっています。街と川と人をつないで、自分たちの住む街をもっともっと面白くしたい!そんな情熱溢れるみなさんの事例の数々を紹介し、表彰する「川ろうぜ、街がえようぜ大賞」。ファイナリスト11名の中になんと、長門市役所 経済観光部 成長戦略課の松岡裕史さんが選ばれ、会場にお邪魔してきました!

会場は超満員で、立ち見が出るほどの盛況ぶり。300人以上の参加者が集まりました。

司会進行はミズベリングプロジェクトのプロデューサー山名清隆さんと、国土交通省 都市局の橋口真依さん。

全国の候補者33名から選出された大賞ファイナリスト11名の水辺の達人が、一堂に集結しました。

ミズベリングの発足から5年。最初は何を始めたんだ?と思われていたことも、やっていくうちに共鳴してくれる仲間が増え、水辺を使った街づくりの可能性はどんどん広がっているといいます。今ある常識を少し越えて、間違える勇気が街を変えていく、そんな想いが伝わってくる“街がえようぜ”大会議は、高い関心を持ってこられた来場者の方々ばかりで、会場一体が熱気に包まれていました。

ファイナリストをナビゲートするのは、写真右から岩本唯史さん(水辺総研)、泉英明さん(ハートビートプラン)、菊池マリエさん(公共R不動産)

左より、陣内秀信さん(法政大学特任教授)、辻田昌弘さん(三井不動産 企画調査部)、忽那裕樹さん(E-DESIGN)、馬場正尊さん(Open A)らミズベリング・アドバイザリーボードのみなさんも登場。

さあ、いよいよファイナリストたちによるプレゼンテーションのスタートです!多くの事例の中から11名のファイナリストを選んだリコメンダー(推薦者)によるファイナリストの人物像や事例の紹介があり、その後持ち時間1分半のインタビュー形式で、プレゼンテーションが行われます。

トップバッターで登場したのは、水辺先導サラリーマン 山本憲司さん(西鉄エージェンシー)。福岡を舞台に様々な水辺の取り組みに貢献。

続いては、熊本市よりジェイソン・モーガンさん。あたっても砕けない、強い実行力で白川夜市などを主催し、川辺を盛り上げます。

地元東京からは、隅田川アートマネージャーの萩原康子さん。隅田川を舞台に圧巻の現代アートで、川のイメージを塗り替えています。

続いて登場したのは都市デザインワークスの豊嶋純一さん!仙台・広瀬川を舞台に、水辺を生かした楽しめるライフスタイルを提案。

大注目のリバーボードパークを力を合わせて作り上げた、美濃加茂の水辺の情熱家達。左より大塚雅之さん、水口晶さん、末永三樹さん。

貫禄たっぷりの大江幸路さんは、水都大阪のクルーズ船親分。この人の尽力なしには大阪クルーズの成功はありませんでした。

和歌山の水辺芸人わんだーらんどのお二入は、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のプロの芸人さん。笑いの絶えないプレゼンでした。

豊田市の神崎勝さんは、TOYOTA ROCK FESTIVALや橋の下世界音楽祭など、壮大なスケールの河川敷活用を仕掛ける、豊田のHEART&SOUL!

福岡、熊本、美濃加茂、豊田、岡崎、仙台、東京、和歌山、大阪、そして長門。色々なところで“水辺を活かした街づくり”をキーワードに活動するみなさんの情熱は、毎度1分半におさまりません。リコメンダーのみなさんが11名を選んだこだわりにあったように、表に立って活躍するプレイヤーだけでなく、陰で調整に奮闘する縁の下の力持ちの方々にも注目、色々な立場の方が街づくりへの経緯や想いを語りました。

中でも多くの方の印象に残ったのは大阪市港区長、筋原さんの「ギリギリアウトを狙う」という言葉。ギリギリセーフの中にいたら、街は変わらない。ギリギリアウトなんだけれども、検証を繰り返しながらそこに挑戦していくことが、みなさんに共通した想いであるようでした。

そしてわれらが松岡さんの登場!誰よりも面白いいでたちで現れた松岡さんは、すぐに会場のみなさんの心をキャッチして、温泉街の再生に着手した経緯や、星野リゾートとの協働によるマスタープランの策定などを説明していきます。“街の人が危機を自分事として捉え、動き出さなければ何も始まらないが、人と人が繋がっていくことで、大きな力が生まれている”長門湯本みらいプロジェクトの魅力を語ります。

とくに来場者のみなさんが興味津々だったのは、音信川に常設された川床です。氾濫の危険性がある川に川床を「常設する」というのは、まだまだ常識破り。実際に川床を設置して繰り返された社会実験や、山口県の河川管理者のみなさんが積み重ねた検証によって実現した音信川の実例は、多くの方を勇気づけたようでした。

僕らの治水対応」の事例で登壇した岡崎市のMAKITA BOYSは、岡崎乙川殿橋に期間限定で出店し、水辺での営業による社会実験を繰り返している「パーラーニューボートビーチ」を支えるメンバーのみなさん。ドライバー片手に現れたMAKITA BOYSは、台風などの危険が迫ったときに余儀なくされる解体作業を、楽しんでしまうみなさんたち。

自然災害の危険とどう向き合っていくか、ということは、水辺を活かした街づくりを持続していく上でとても重要なこと。多くの共感を得て、MAKITA BOYSのみなさんは「オーディエンス賞」を受賞しました!

さて、大賞を決めるはずだったこの大会議。みなさんの様々なご活躍には甲乙つけがたく、ファイナリスト全員が大賞を受賞することが満場一致で決定しました。そして松岡さんは、温泉街の危機的状況から目をそらさない姿勢、公務への責任感、人を巻き込んでいく力を評価され、審査員忽那裕樹さん(E-DESIGN代表)より忽那賞をいただきました!

場所や状況は違えど“水辺を活かした街づくり”をテーマに集まったみなさんは、今回のバラエティーにとんだ取り組みの共有から、また新たな可能性を感じたに違いありません。

長門湯本温泉街のこれからにも、全国各地のミズベリングの仲間たちから注目が集まりそうです!

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