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長門湯本report:「音信川うたあかり」イベント前日レポート~あかりが灯るまで~

2月15日と16日の夜、音信川を彩ったいくつもの桜と紅葉のあかりたち。冬の音信川の静かなあかりのイベント「おとずれがわ うたあかり」は、今回もたくさんの方々の協力のもと無事に終えることができました。
2017年9月「おとずれリバーフェスタ」開催とともに始まった、みらいの温泉街をイメージして形にしてみる長門湯本温泉街の試みは、やってみたからこそ得られた気付きやアイディアを生かしながら、また季節によって変わる温泉街の楽しみ方を提案しながら、ひとつひとつを積み重ねていくことを大切にしています。

始めたころは手際も悪く、戸惑うことも多かった現場では、今では慣れた手つきで作業を進めていく頼もしいみなさんの姿があります。あかりのモチーフを浮かべるという新しい試みでは、冬の川の中での作業に挑む、たくましい学生さんたちの姿もありました。このレポートでは「おとずれがわ うたあかり」の舞台裏で奮闘されたみなさんの、汗と笑顔の数々をお届けしたいと思います!

イベント前日、飛び石に集まるたくさんの人。こんな足場の悪いところで何をしているのでしょう?照明デザイナーの長町さんを筆頭に、1メートルもある金属製のモチーフにワイヤーを取り付けています。

1つのモチーフに左右2本ずつワイヤーを取り付けたら、ワイヤ―の先と、電源コードの先を両岸にいる人が引いて歩きます。

LED電球のついたモチーフは、川の水につからないように担いで川の中を移動します。長町さんの教え子である京都工芸繊維大学と京都造形芸術大学のみなさんが、このイベントのために京都から駆け付け、ハードな作業も率先してやってくださるから大助かり。絡まないように慎重に、自分自身の足もとにも気を配りながら、何人もの人が息を合わせて作業を進めていきます。

このあたり、というところまできたら、今度は遊歩道から上の歩道へ、ワイヤーの先をバトンタッチ。位置を定めて、ワイヤーと電源コードを手すりにしっかり固定します。こちらも力仕事です!

ひとつ終わったらまたひとつ。次は紅葉です。地道な作業を重ね、桜の花びらと紅葉のモチーフが川の上に散りばめられていきます。

一度に大勢の人の力が必要なこの作業ですが、自治会のみなさん、このまちで商店を営むとらやさん、市役所のみなさんに学生さんと、本当にたくさんの方々の積極的な協力で、みなで少しずつ要領を得て、順調に進みます。

そうこうしていると、きらきら橋の上も慌ただしく動き始めました。橋の手すりに設置するカウンターを運ぶのは湯本まちづくり協議会会長、荒川さんと奥様。

トラックから次々と、テーブルや屋台のパーツを降ろして颯爽と歩くのは、旅館の若旦那3人。忙しい旅館業の合間を縫ってきてくださる、大谷さん(大谷山荘)、山村さん(山村別館)、伊藤さん(玉仙閣)です。大谷さんと伊藤さんは昨年立ち上げた「長門湯守」の共同代表として、恩湯再建プロジェクトにも力を注いでいます。

そして、運び込まれたまるでパズルのようないくつものパーツを、てきぱきと屋台に組み立てていく市役所の経済観光部、成長戦略課の松岡さんと山根さん。

慣れた作業も慣れない作業も、初めましての人とでも、とにかくものすごいチームワークで準備を進めていくみなさんは、大変な作業の中でも、とても楽しそう。

みなさんの笑顔を見ていたら、積み重ねていくことで増えていくのは経験だけではなく、仲間や、仲間と共有する想いなんだと感じます。そしてそれは、また次の新しいみらいを描く、大きなパワーになるのだと思います。

さあイベント当日、お客様をお迎えする最終準備です。ロウソクのあかりが灯っていく中で、それぞれのお店が開店準備を始めました。たくさんの人たちの想いの詰まった、静かであたたかな空間を、訪れた方々に楽しんでいただけるでしょうか。

”ここに遊びに来る人、住む人、働く人が、楽しく豊かな時を過ごせる温泉街”を目指した私たちのみらいに向けた取り組みは、これからもまだまだ続きます。

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