始めたころは手際も悪く、戸惑うことも多かった現場では、今では慣れた手つきで作業を進めていく頼もしいみなさんの姿があります。あかりのモチーフを浮かべるという新しい試みでは、冬の川の中での作業に挑む、たくましい学生さんたちの姿もありました。このレポートでは「おとずれがわ うたあかり」の舞台裏で奮闘されたみなさんの、汗と笑顔の数々をお届けしたいと思います!
イベント前日、飛び石に集まるたくさんの人。こんな足場の悪いところで何をしているのでしょう?照明デザイナーの長町さんを筆頭に、1メートルもある金属製のモチーフにワイヤーを取り付けています。
1つのモチーフに左右2本ずつワイヤーを取り付けたら、ワイヤ―の先と、電源コードの先を両岸にいる人が引いて歩きます。
このあたり、というところまできたら、今度は遊歩道から上の歩道へ、ワイヤーの先をバトンタッチ。位置を定めて、ワイヤーと電源コードを手すりにしっかり固定します。こちらも力仕事です!
ひとつ終わったらまたひとつ。次は紅葉です。地道な作業を重ね、桜の花びらと紅葉のモチーフが川の上に散りばめられていきます。
一度に大勢の人の力が必要なこの作業ですが、自治会のみなさん、このまちで商店を営むとらやさん、市役所のみなさんに学生さんと、本当にたくさんの方々の積極的な協力で、みなで少しずつ要領を得て、順調に進みます。
そうこうしていると、きらきら橋の上も慌ただしく動き始めました。橋の手すりに設置するカウンターを運ぶのは湯本まちづくり協議会会長、荒川さんと奥様。
そして、運び込まれたまるでパズルのようないくつものパーツを、てきぱきと屋台に組み立てていく市役所の経済観光部、成長戦略課の松岡さんと山根さん。
慣れた作業も慣れない作業も、初めましての人とでも、とにかくものすごいチームワークで準備を進めていくみなさんは、大変な作業の中でも、とても楽しそう。
みなさんの笑顔を見ていたら、積み重ねていくことで増えていくのは経験だけではなく、仲間や、仲間と共有する想いなんだと感じます。そしてそれは、また次の新しいみらいを描く、大きなパワーになるのだと思います。
”ここに遊びに来る人、住む人、働く人が、楽しく豊かな時を過ごせる温泉街”を目指した私たちのみらいに向けた取り組みは、これからもまだまだ続きます。
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