2018年5月19日、長門湯本温泉の音信川(おとずれがわ)にて、「音信川と橋の夜 vol.01」が開催されました。
このイベントは、昨年のThanksONTOやおとずれリバーフェスタで好評だった、橋や川沿い、夜間景観などの魅力を、地元の美味しい食事と一緒に楽しんでもらうために、湯本まちづくり協議会が主催したものです。
5月にしては肌寒い風の中、会場となったキラキラ橋には、思った以上にたくさんの人たちが訪れてくれました。橋の上には、地元長門市でカフェや飲食店を営むこだわりグルメの屋台が並んでいます。
小さなお店のとっておきの味
長門湯本に昨年できたばかりの 「cafe&pottery音」さん。こだわりのゴルゴンゾーラのチーズケーキや暖かいミネストローネが人気でした。
超人気店の「ちくぜん」さん。今回は、来年オープンされる恩湯横の新しい飲食施設のために、試作メニューをテスト販売。バジルソースと鶏肉の旨味が絶妙の相性でした。
長門市駅前の「あいころりん」さんのココナッツカレーは、子供にも安心の優しい味。カフェの常連さんが度々訪れていらっしゃいました。
焼き鳥の町、長門を印象付ける「とまりぎ」さんの長い列。橋の上や川沿いで食べる焼き鳥は、また格別の味わいでした。
地元長門湯本で長年頑張ってらっしゃる松村酒店さん。地域でのお祭りやイベントには欠かせない頼もしい存在です。今回も、各店の食事に合わせてワイン、スパークリング、日本酒、ビールなど、豊富な品揃えで楽しませてもらいました。
橋上は最高のレストラン
それぞれのお店で気になる品を注文した後は、橋にしつらえたカウンターで、音信川を見ながらの楽しい食事。澄んだ空気と緑の山々、緩やかな水の流れは、最高のレストランですね。
川辺を楽しむアクティビティ
橋から下流を見下ろせば、新しく設置されたばかりの音信川の飛び石を早速楽しむ人たちの姿。穏やかな日には、親子連れで賑わう光景が目に浮かびます。
こちらも完成したばかりの雁木広場とその周辺。広々とした空間は、川に親しむまち歩きを目指して作られています。これからの季節、すぐ近くの足湯とともに人気スポットになりそうですね。
みんなで作る長門湯本の灯り
当日は、子供達を囲んでのミニランタンワークショップも同時開催されました。長門湯本の夜間景観計画でもお世話になっているLEM空間工房のスタッフさんたちが、親子で作るミニランタンを手ほどきしてくれました。
長門湯本提灯にも使われているロゴマークが入った和紙をベースに、絵の具やカラーペン、切り紙などを自由に使って、オリジナルのランタンを作ります。親子連れや友達同士でワイワイやりながらの楽しげなワークショップ。
とても素敵な自分だけのミニランタンたち。出来上がった作品は川沿いに並べられて、夕暮れ時の点灯を心待ちにします。
いろんな人が集う橋
見渡せば、ご近所さんや市外から来られた人、温泉に宿泊中のご夫婦など、様々な人達が楽しんでいます。普段は何気なく通り過ぎる橋が、人々の憩いの場所に変わりながら、夜はゆっくりと過ぎていきます。
ミニランタンとキャンドルが幻想的な灯りで、優しげに橋を包み込み、溢れそうな星空と月が、人々の談笑を見守っていました。
冷たい風にも関わらず、楽しげに過ごされている人達が印象的だった「音信川と橋の夜」。これから定期的に開催を検討しているとのことで、新しい長門湯本の楽しい試みに期待が高まります。
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