1月19日(日)、長門湯本温泉にて第二回目となる「みすゞのあかりモティーフ製作応援ワークショップ」が開催されました。このワークショップは、昨年に引き続き行われる長門湯本の冬のイベント「うたあかり」で使用するモティーフの共同製作を通じ、地域の皆さんとともに一体となってイベントを盛り上げるための試みです。
会場となった湯本温泉旅館協同組合の会議室には、約30人の参加者が集まり、終始和やかな雰囲気でモティーフ作りにのぞみました。
ワークショップについて参加者に説明するのは、照明デザイナーでもある長町志穂さん(株式会社LEM空間工房)。島根県邑南町のINAKAイルミや御堂筋のイルミネーションなど、あかりを通じでまちや人を結びつけるプロフェッショナルです。
「うたあかり」のモティーフは、長門市出身の童謡詩人金子みすゞさんの詩の中から選ばれます。昨年は「桜の木」と「落ち葉のカルタ」から、今年は代表作の一つ「私と小鳥と鈴と」より小鳥のモティーフが選ばれました。長町さんが元気いっぱいにみすゞさんの詩を読み上げて、丁寧に手順を説明されてから、みんなで一斉に作業を始めます。
約1メートルの大きさのあかりのモティーフは、強風や雨にも負けないようにズッシリと重い金属製。怪我をしないように細心の注意を払いながら、数名ずつでグループになってLEDのストリングを丁寧にフレームに巻きつけます。
当日は、長門湯本温泉初のシェアハウス「みかん荘」の内覧会も開催され、新しい入居者の方もワークショップに飛び入り参加。同じ作業を一緒に行えば、打ち解けるのもアッと言う間ですね。
大切な土曜日の時間を使って参加してくれた子どもたちも、大人顔負けのスピードでどんどんと作業を進めてくれる頼もしさです。
大切な土曜日の時間を使って参加してくれた子どもたちも、大人顔負けのスピードでどんどんと作業を進めてくれる頼もしさです。
自分たちが作ったモティーフが川の上できれいに光ってくれるように、丁寧にコツコツとストリングを巻くみなさん。時折りあかりの点灯具合を確認しながら、完成を目指して真剣そのものです。
作業が始まってからおよそ2時間。楽しい笑い声を響かせながら、ついに25個もの小鳥たちが光り輝きました。全員が集合しての記念撮影では、あかりのモティーフに負けない位、皆さんの笑顔が輝いていました。
2月8日から開催される「大寧寺うたあかり」では、昨年のものと合わせて合計50個ものあかりのモティーフが登場するとのこと。冬の長門湯本温泉を彩るイベントに皆さんも是非足を運ばれてはいかがでしょうか。
「長門湯本温泉 大寧寺川うたあかり」
【点灯期間】2020年2月8日(土)〜17日(月)17:00〜21:00(荒天時中止)
【点灯場所】長門湯本温泉 大寧寺川河口〜水辺の広場
※昨年とは場所が異なりますのでご注意ください。
【フード&ドリンク出店】2月8日(土)、2月15日(土)のみ
Aside(ぜんざい)
cafe&pottery音(ドリンク&スイーツ)
さくら食堂(やきとり)
OSOTO(ビール&ホットワイン)
※フード、ドリンクは早めに売り切れる場合もございます。予めご了承ください。
【駐車場】長門湯本温泉駐車場(有料)、大寧寺駐車場(無料)
※イベントエリア内には駐車場がありません。必ずどちらかの駐車場をご利用ください。
主催:長門湯本オソト活用協議会
協力:LEM空間工房、長門湯本温泉観光まちづくりデザイン会議、長門市成長戦略推進課