8月17日(土)、長門湯本温泉にて現在進行中の“おとずれリノベPROJECT”のひとつ「みんなのおとずれ堂」による、住民参加の一二三石(ひふみいし)ワークショップが開催されました。
開催場所は、長門湯本温泉の玄関にあたる竹林の階段沿いの古民家。ワークショップには地元の住民の皆さんや、自治会の方々、関西から駆けつけた京都造形大学の学生さんたち、総勢約20名が参加しました。
真夏の日差しもなんのその、元気一杯の長町さんがワークショップの説明を始めます。古くからの街並みを知る老人会の皆さんも、あの古民家がどう変わっていくのか興味津々です。
一二三石(ひふみいし)とは、京都の修学院離宮で用いられている土間打ちの模様で、文字通り三つの小石を組み合わせデザインするもの。今回は、長門湯本で収集した小石約100個を使って、おとずれ堂の土間を飾っていきます。
自分好みの石を手にした参加者の皆さん。石の裏面には、自身の名前やメッセージ、お気に入りのイラストなどを自由に書き添えます。長町さんのアドバイスを受けながら、楽しそうにワイワイとワークショップは進んでいきました。
自分の名前や想いが街の玄関口に残るのは、子供達にも、大人たちにも、特別なこと。小さな石たちが、一、二、三と集まってかたまりとなり、その広がりが美しい模様を作っていく様は、どこかまちづくりに似ているのかもしれません。
それぞれが一二三石を配置した後は、ワークショップのスタッフたちが手際よく仕上げにかかります。みんながスムーズに作業を楽しめるのも、彼らの頑張りがあってこそ。
翌日の左官作業を経て、美しく仕上がったおとずれ堂の土間の様子。仕上げの左官では、京都造形大学 小野ゼミのみなさんが大活躍してくれました。
みんなの思いをいっぱいに詰め込んで、着々と進むおとずれ堂のリノベーション。来年3月のオープンに向けて、ますます目が離せません。
おとずれリノベPROJECT
観光まちづくり計画に伴って、様々な大規模工事が進む長門湯本温泉。そんな中、長年使われていなかった空き家を活用した新たな事業の準備や既存の店舗の改装など、ソフトコンテンツを支える取り組みが、「おとずれリノベ PROJECT」として、着々と進んでいます。→詳しくはコチラ
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