2018年も残すところあとわずか。長門湯本温泉のカフェギャラリー「cafe&pottery音」にて、先週末から開催中の企画展「てのひらの景色 ’18」にお邪魔してきました。
訪れたオープン初日は初雪がちらつく寒さでしたが、早速お目当ての酒器を求めて来場された方もいたそうで、注目の高さが伺えます。
「和の食卓にも洋の食卓にも馴染む器づくりを心がけている。」という小野あやさん。深い濃紺のマット釉と金属質な鉄釉の掛け合わせによる、シックな色調が特徴的です。
色彩鮮やかな化粧土を用いた作品の竹村陽太郎さん。色のコントラストが強いポップな印象の器が多く、その中に誠実な手仕事と技術を感じられます。
磁土を用いてサッカーをテーマに制作されている間島尚美さん。ボール柄のお皿や、選手のシルエットを金彩で表したシリーズなどキャッチーなモチーフを扱いながらも、作家の個性もしっかりと感じられます。
三ノ瀬の若手作家の中でも、多彩な表現技法で、いつも私たちを驚かせてくれる坂倉善右衛門さん。新しい月煌彩のシリーズは、重厚かつ艶やかな景色が魅力的です。
今回の「てのひらの景色’18」展のキュレーションを担当した坂倉正紘さん。どこか自然の息づかいを思わせる景色を持つ器は、豊かな表情で見るものを魅了します。
音信川のせせらぎのような穏やかな空間で、じっくりと楽しむ「てのひらの景色’18」展。気になる器を手にとって見れば様々な景色が浮かんでくるようで、時間が経つのを忘れてしまいます。
期間限定「ちょい呑みセット」ご提供のお知らせ
cafe&pottery音では「てのひらの景色’18」の会期中、出展作家のぐい呑みで日本酒を楽しめる「ちょい呑みセット」を提供しています。こだわりの日本酒と地元産のおつまみで、じっくりと器の魅力を感じる贅沢な企画。この機会に是非お試しになってはいかがでしょうか?
「手のひらの景色’18限定 ちょい呑みセット」
一人前 300円(税込)
日本酒(大嶺酒造 純米酒 約40ml)
おつまみ(松浦商店「金太郎オイル漬」または青海島共和国「国王の塩辛」)
※店内に別途用意された出展作家のぐい呑みから、好きなものをお選びいただきます。