1410年、はるか室町時代に開創され、今も変わらず長門の人々に愛され続ける名刹、 大寧寺。
その緑豊かな境内では、この時期、紅葉が見事な色合いを見せています。
趣のある本堂の池には鯉が泳ぎ、流れる水と楓の組み合わせは、まさに日本の伝統美そのもの。
立ち止まり、思わずカメラを構える人達もチラホラと。
大寧寺川にかかる石造りの橋は、山口県三奇橋のひとつ「盤石橋」。
鮮やかな紅がふりかかり、季節の移ろいとともに、この地で終焉を迎えた大内氏の栄華を思い起こさせます。
春の桜と並んで人気の大寧寺の紅葉は、10月の下旬から徐々に色づき、今まさに見頃。
平日、週末を問わず、たくさんの人々を出迎えています。
本堂の西、豊川稲荷も一面の紅葉に囲まれて、情緒たっぷり。
晩秋の澄んだ空気と境内の静寂に包まれて、この季節ならでは長門湯本を是非ご散策ください。