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長門湯本report:2018年9月6日 第5回長門湯本温泉観光まちづくり推進会議が行われました。

2018年9月6日 長門市役所にて第5回長門湯本温泉観光まちづくり推進会議が開催されました。

推進会議は、長門市が湯本温泉街の再生を目的に策定した「長門湯本温泉観光まちづくり計画」に関し、下部組織である長門湯本温泉観光まちづくりデザイン会議から提案される内容について、様々な観点から意見を述べ、審議する大切な意思決定機関です。

第5回目の開催となる今回も、複数のメディア関係者が傍聴する中、大西市長や星野リゾート星野佳路代表ら10人の委員が出席し、様々な議題について報告や議論が重ねられました。

委員長あいさつ

まず冒頭に委員長である大西市長から、開会の挨拶が行われました。
〜大西市長 発言要旨〜
「長門湯本温泉の再生に向けては、地域・民間、また山口県など多くの関係者に精力的に取組を進めていただいており、改めて感謝している。前回の推進会議から今日まで、そぞろ歩きができる温泉街を目指して、将来の交通の在り方や景観づくりに関する議論を深め、地域住民や事業者の方々との合意形成に向けて様々な機会で意見交換を進めている。本日は、観光地の経営の観点から温泉街全体の評価の仕組み、また、歩ける温泉街の形成に向けたエリア交通計画や景観形成の取組などについて、推進会議で審議し、しっかりと整理していきたいと思う。」

報告・審議事項

(1)民間投資促進事業の進捗状況について(報告)

次に、民間投資促進に向けた取り組み状況について、椋梨 敬介氏(株式会社YMFG ZONEプラニング )より報告がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

これらの報告を受け、推進会議の委員からは、事業者オーディションやファンドについての質疑応答が行われました。

〜大西委員長 発言要旨〜
「事業者オーディションに関して、複数の事業プランの提案があったと伺っている。ぜひ、最終的に事業化に結び付けてくれるようお願いしたい。併せて、既存の事業者に対しても、バックアップをいただくようお願いしたい。」

(2)恩湯等施設整備・運営事業の進捗状況について(報告)

恩湯等施設整備・運営事業の進捗状況について、大谷デザイン会議委員(長門湯守株式会社 共同代表)より報告がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜星野委員 発言要旨〜
「昨集客を延ばしていくために、マスタープラン上30〜50代女性をターゲットにしているが、それ以外の方々に来てほしくないわけではない。日本の観光の場合は夏休み・ゴールデンウィークはファミリーが中心になるなど、年間を通していくと、色々なセグメントにいらして頂かないと いけない。インバウンドも数は少なくてもしっかりとした英語対応、料理対応が重要。」
〜大西委員長 発言要旨〜
「インバウンド対応は長門湯守だけではなく、湯本・長門全体で対応していかないといけない。」

(3)公共空間設計及び景観形成の取組状況について

次に、インフラおよび外部空間のデザインを担当されている金光デザイン会議委員(有限会社カネミツヒロシセッケイシツ) より、景観形成の取組状況とランドスケープ整備等について、説明がありました。

・公共空間設計と整備状況(報告)

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

続いて、夜間景観をご担当されている長町デザイン会議委員(株式会社LEM空間工房)から照明整備について説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

・長門湯本温泉エリア交通計画の骨子案(協議)

次に、片岸 将広デザイン会議委員(日本海コンサルタント)から、長門湯本温泉エリア交通計画について説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

以上のような報告・協議を経て、各委員より以下のように発言がありました。
〜荒川委員 発言要旨〜
「昨年の社会実験で将来像が見られたことはとても大きく、社会実験を通じた検討はとても良かった。計画の内容は、地域の方々と意見交換をしてきたことや、社会実験の内容を踏まえたものになっていると思う。今年の社会実験の結果を踏まえて、地域の合意形成を進めていきたい。」
〜星野委員 発言要旨〜
「道路の計画(エリア交通計画)がこのようになるのは素敵だが、地元の車の利用者にとっては不便になる。それをどのようにして乗り越えていくのか。そこに関しては、社会実験を通じて体感してほしい。」

・今年度の社会実験による検証(報告)

続いて、デザイン会議司令塔 泉デザイン会議委員(有限会社ハートビートプラン)より、2018年度社会実験について 説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

・景観形成に係る官民による法的拘束力(協議)

長門湯本温泉景観形成の実現の方法とスケジュール等について、益尾デザイン会議委員(株式会社アルセッド建築研究所)から説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

・温泉街全体の維持管理・運営など役割分担(協議)

続いて、泉デザイン会議委員(有限会社ハートビートプラン)から公共空間の維持管理について報告がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜坂倉委員 発言要旨〜
重点地区指定や景観協定など強いルールがないと、いろんな人の意見があるので、街というもの は変わっていかない。三ノ瀬にも強い権限(ルール)が必要だが、個々の意識としては協力したいと考えているが、物 理的、経済的な要因などで協力できなかったり時間がかかったりような場合もあるので、景観に 対して違和感のある場所が発生してしまうことが気になっていた。しかし、説明を聞くと、相談 窓口があるといったある程度のセーフティネットがあるということだったので、そこを充実させていただければと良い方向に向かうのではないかと思っている。
〜星野委員 発言要旨〜
本当に人気が出た時に、予想外に外から事業者が入ってくる。景観ルールは、この時に重要な役割を果たす。外からの事業者自体は新たな投資や雇用につながるためウェルカムだが、コンセプトに合った環境が守られない事業が出てくる場合に拒否できるようにしていかなければならない。景観協定を結ぶ地域においてはそれらを予防することになる。

(4)観光地経営戦略について(協議)

引き続き、泉デザイン会議委員(有限会社ハートビートプラン)より観光地経営戦略について、状況報告がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

以上のような報告・協議を経て、各委員より以下のように発言がありました。
〜大西委員長 発言要旨〜
「全国温泉地ランキングTOP10への戦略と指標について、質を伸ばしていくこと、正確なデータによる分析の必要性を前回会議で合意した。今回は恩湯はじめ公共空間の活用等、温泉街全体の評価の仕組みについて提案があったが、これら観光地経営についてご意見があれば。」
〜内田委員 発言要旨〜
「全体のサービスの底上げのために何が必要かを考える。どのようなデータが必要なのか。内部マネジメントも大事だが、顧客満足度も各旅館共通フォーマットで聞くことが重要。」
〜星野委員 発言要旨〜
「測定が可能な、有効なデータに絞るのが大事。日本一働きたい温泉地というのは測定が大変でも、把握する価値のある大事な指標であると感じている。」
〜木村委員 発言要旨〜
「事業を組成しようという観点では、需要の山谷や試行錯誤が大事になるので、きらきら橋でのイベントのような小さい社会実験も大事に進めていくと良い。よろず相談会は最高だと思う。」
全ての報告•提案•進言を受け、大西市長から以下のような総括により、第4回推進会議は締めくくられました。

〜大西市長 発言要旨〜

公共空間の設計や景観形成、エリア交通計画など、今年度の取組の中で大変重要な項目について、本日の会議において合意できたと思う。 各種取組の推進においては、地域住民や事業者のみなさま方のご理解とご協力が欠かせない。改めて、長門市が観光地として再生し、人気温泉地TOP10を目指すため、関係機関一丸となって推進していきたいと考えている。これまでにない新たな取組に向けたチャレンジであり、地域の住民や市内外の事業者の方々、そして行政が一体となって、取組を進めていただきたいと思う。
以上、各分野のエキスパートからの細密な報告と議論で、あっという間の2時間でした。今後も社会実験などを通して、より良い方向へ地域全体がシフトしていこうとする様子が一段と見てとれるようになります。地域の方々、専門家、行政によるさらなる連携プレーで、2019年度までの完成に向けて着実に取組が進められて行くことを期待しています。

※長門市の公式ホームページに移動します。

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