2019年4月5日(金)、先月末にて営業を終了した市営公衆浴場「礼湯(れいとう)」の終業祈念式が、長門湯本温泉にて執り行われました。
青空の下、大西倉雄長門市長を始め、長門湯守共同代表の伊藤就一さんや大谷和弘さん、まちづくり協議会の荒川武美会長、湯本・門前・三ノ瀬地区のそれぞれの自治会長や地元の皆さんなど、総勢約30名ほどが参列されました。
終了式では大寧寺の岩田ご住職の祈祷が厳かに行われ、参列した方々は一人一人、眼前の礼湯に丁寧に手を合わせて、これまでの感謝と、これから行われる解体工事の安全を祈願していました。
深々と頭を下げて祈願する長門湯守の伊藤さんと大谷さん。子供の頃から慣れ親しんできた公衆浴場が終了を迎え、民設民営として新しく「恩湯(おんとう)」を担っていくお二人の並々ならぬ決意が感じられるようでした。
音信川も桜色に染まっている4月。礼湯への感謝を胸に抱きながら、長門湯本温泉にとって、新しく大きな一歩が踏み出されようとしています。