2月15日(金)地元の向陽小学校3年生の皆さんが、ふるさと長門湯本の「現在・過去・未来を学び考えよう」という総合的な学習の一環として、「萩焼深川本窯 田原陶兵衛工房」と「cafe&pottery音」を訪れました。まちづくりを身近に感じ、楽しんで学ぶ児童たちの様子をお伝えします。
早朝の三ノ瀬に、マイクロバスで児童たちがやってきました。バスから元気いっぱいに飛び出した皆さんは、わくわくした表情でご挨拶をします。今回お世話になるのは「萩焼深川本窯 田原陶兵衛工房」次代の担い手、陶芸家の田原崇雄さん。長門湯本を代表する、新進気鋭の若手萩焼作家さんの一人です。
江戸時代後期に始まり、約360年と長い歴史を持つ深川窯の萩焼。
萩焼の開祖、李勺光が広島から萩に移り住み、李勺光の弟李敬の三男蔵崎五郎左衛門たちにより深川三ノ瀬に「三ノ瀬焼物所」が開かれたといいます。田原さんは、歴史や深川窯の萩焼の役割、萩焼ならではの魅力についてお話しくださいました。児童達は真剣な眼差しで耳を傾け、疑問に思ったことは一生懸命書き込んでいました。
工房では、普段なかなか見ることのできない、熟練の陶工さん達の巧みな技に皆見とれています。また、深川窯の萩焼でお抹茶を飲むという贅沢な体験もありました。
学校での総合的な学習の時間に、お茶会を体験しただけあって、「おいしい、おいしい」と言いながら、みなさんいただいていました。
思わず置き座に飛び出して音信川の景色を楽しんだり、先ほどお世話になった田原崇雄先生の作品をじっくり見つめたりと、見るものすべてに関心が行って、あちらこちらと忙しいようでした。
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