2018年3月末、長門湯本温泉景観ガイドラインが策定され、ゴールデンウィークを前に冊子として長門湯本の住民に配布されました。
A4サイズの冊子はフルカラー印刷、全36ページ。大きな文字で、年配の方にも読みやすい印象です。
このガイドラインは、景観形成の観点から、何がまちの価値を高めるか、そのために一人ひとりが具体的にできることは何か、を具体的に提示することを目的に作成されたもの。
また、制作過程では、地域の皆さんが参加するワークショップ、大工・工務店・設計者の方々が参加するワークショップ、リバーフェスタなどの公共空間活用や夜間景観についての社会実験などが繰り返され、様々な観点から「まちの価値」が検証されています。
まず、第1章で景観ガイドラインの概要が説明された後、第2章では「みんなで目指すまちの姿」が、5つのアプローチとともに大きなイラスト入りで説明されています。
第3章は(1)建築・外構編、(2)夜間景観編、(3)おもてなし編の3つの構成に分かれ、それぞれの項目でまちの景観を魅力的に保つためのポイントや、改善の方法などが、具体的に提示されています。
実際に長門湯本で撮影された写真も多く、現在の長門湯本の景観の魅力や、より良い未来の姿がイメージしやすくなっています。
ガイドラインというと、いっけん堅苦しいイメージを持ちますが、実際にページをめくってみると、ふんだんにイラストや写真が使われて、とても読みやすい印象です。
今後大きく進んでくる長門湯本の観光まちづくりの中で、住民や事業者のみなさんがまちの景観イメージを共有していくためにも、心強い一冊となりそうな今回のガイドライン。電子版も用意されていますので、ご興味のある方は是非ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
長門湯本みらいプロジェクトでは、現在「まちづくりの情報発信」に関わる仲間を広く募集しています。リバーフェスタや社会実験などの情報発信から長門湯本の日々の魅力を伝えるレポートまで、「文章を書くのが好きな人」、「写真を撮るのが好きな人」、「デザインづくりが好きな人」など、我こそはと思う方は、是非お気軽にお問合せください。