2018年5月31日、長門湯本温泉 事業者オーディション(主催:株式会社YMFG ZONE プラニング)の最終報告会が、長門湯本温泉にて開催されました。昨年12月に始まったこのオーディションは、ビジネス経験豊かな講師陣と議論しながら、参加者の事業プランをブラッシュアップし、「事業の具現化により、参加者が長門湯本が目指すまちづくりを実現するパートナーとして活躍すること」を期待するもの。
半年前の合宿から2月の中間発表、その間の幾度とない講師とのやり取りを経て、事業計画に磨きをかけた総勢6事業者の方々が、長門市内外から集結しました。
6ヶ月間にわたり、メンターとしてオーディションを支えてきた古田 秘馬さん(株式会社umari代表)をはじめ、家入 一真さん(株式会社Campfire 代表)、泉 英明さん(有限会社ハートビートプラン 代表)が講師として参加。
国内最大規模のクラウドファンディング サービス Campfireを率いる家入さんが語った「ちいさな経済圏」の大切さは、個別の事業のみならず、まちづくり全体に通じるアドバイスでした。
会場となった長門湯本温泉旅館共同組合には、アドバイスを続けてきた講師陣をはじめ、金融機関、地元事業者など、たくさんの方々が集まり、各事業者の最終報告に強い関心が伺えました。
やや緊張の面持ちでスタートした最終報告。各事業者が、ブラッシュアップされた事業内容を説明し、前回の中間報告からより実現に向けて前進していることを感じさせます。みなさん、忙しい最中をぬって、真剣に「長門湯本らしい事業の形」を考え抜いてくれるのは、本当にありがたい事です。
質疑応答の時間では、講師や地元事業者の方々からも、具体的な質問が多数。リアルな地域のパートナーとして、真剣なやりとりが続きました。
報告会の最後に印象的だったのは、メンターである古田秘馬さんから地元事業者への「長門湯本温泉とは?」と言う根源的な問いかけ。既存の枠にとらわれずに「本質的な魅力」を考える必要性を強く感じさせてくれました。
最終報告会の終了後は、cafe&pottery音に場を移しての、参加者の皆さんの交流会。大仕事を終えた後は、開放的な川沿いのテラスでほっと一息。参加事業者の方々からも笑顔がこぼれます。
約6ヶ月に及ぶ長門湯本事業者オーディションは、ひとまずは終了となり、今後は、各事業者さんが個々のプランの事業化に向けて、動きはじめるとの事。大きく変化していく長門湯本温泉で、皆さんの事業が実現されることを、心より楽しみにしています。皆さん、本当にお疲れ様でした!
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