1月20日(日曜日)、長門湯本温泉旅館協同組合にて「みすゞのあかりモティーフ製作応援ワークショップ」が開催されました。このワークショップは、 2月15・16日に計画されている長門湯本の灯りのイベント「音信川うたあかり」で使用するあかりモティーフ製作を通じ、地域が一体になってイベントを作るための試みです。当日は、約四十人を超える参加者で、和やかなムードで作業が行われました。
まずは、今回のイベント主催である長門湯本オソト活用協議会の伊藤就一さんから、参加者の皆さんへのご挨拶。休日にも関わらずたくさんの方々に参加していただいたことへの感謝を述べられました。
金子みすゞ顕彰会事務局長の草場睦弘さんにもご参加いただき、長門市を代表する童謡詩人金子みすゞさんの詩の世界を視覚化するこの試みに、暖かいお言葉をいただきました。
つづいて、今回のあかりのイベントのディレクターである長町志穂さんから、モティーフが表すみすゞさんの詩の世界や、製作の手順について説明が行われ、いよいよワークショップのスタートです。
1メートルを超える金属製のフレームは、金子みすゞの「桜の木」と「落ち葉のカルタ」から選ばれたモティーフ。2〜3人がチームになって、丁寧にLED付きのストリングを巻きつけていきます。
用意された説明書を読みながら、慎重に作業を進める参加者の皆さん。最初は少し緊張の面持ちでしたが、ご家族やご近所さん同士で、次第に和気あいあいの雰囲気に包まれていきました。
今回のワークショップには、子供達もたくさん参加。お父さんやお母さんと力を合わせて、少しずつ大きなモティーフを作り上げていきます。
観光まちづくり計画で毎月長門湯本を訪れているデザイン会議のメンバーも、一緒に作業に励みます。様々な説明会やワークショップを通じ地域の中に溶け込んでいる皆さんが、地域の方と楽しそうに共同作業をしている姿がとても印象的でした。
会場にはお茶やお菓子も用意され、手を休めつつの約2時間のワークショップ。皆さんの頑張りのおかげで、合計25個のあかりのモティーフはすべて無事に完成しました。
最後は、全員で集まって電源をつないでの点灯実験!すべてのモティーフが無事に点灯し、全員が笑顔で写真撮影となりました。
今回完成したあかりのモティーフは、2月15日(金)、16日(土)に開催されるイベント「音信川うたあかり」にて、夜の音信川に浮かび上がる形で設置が予定されています。当日は、こだわりのフードやドリンク屋台の出店も予定されていますので、是非、冬の長門湯本温泉にお出かけください。
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