5月20日(日)の午後、長門湯本にて、地域の皆さんが参加した「第4回景観&交通 住民ワークショップ」が開催されました。観光まちづくりが進む長門湯本温泉で、魅力的な温泉街をめざすために、地域住民らが参加して行う試み。昨年に引き続き、4回目の開催となりました。
会場となった湯本温泉旅館協同組合の会議室には、大切な週末の時間を割いて、地域の方々ら約30人が参加。いつもながら、わが町のことを真剣に考えている姿勢が伺えます。
第一部:長門湯本温泉景観ガイドラインの運用について
まず最初に、長門湯本温泉観光まちづくりデザイン会議のメンバーである益尾委員(アルセッド建築研究所)より、先日、住民に全戸配布された「長門湯本温泉景観ガイドライン」の運用について説明が行われました。
ガイドラインの制作過程では、地域の皆さんが参加するワークショップ、大工・工務店・設計者の方々が参加するワークショップ、リバーフェスタなどの公共空間活用や夜間景観についての社会実験などが繰り返され、様々な観点から「まちの価値」が検証されています。(ガイドラインの詳細はこちらから)
第二部:温泉街の交通計画について
次に、同じくデザイン会議メンバーの片岸委員(日本海コンサルタント)より、温泉街の交通計画についての説明が行われました。
スライドや資料を使って、エリア交通計画の必要性を丁寧に説明する片岸さん。交通といえば、地域の皆さんの生活に関わる重要な議題ですので、住民の皆さんの表情も真剣そのもの。
各グループのテーブル中央には、大きく印刷された道路地図も置かれ、これからの計画や課題がより見えやすいように配慮がされています。
続いては、住民の皆さんが参加しての意見交換。個々の質問に対してマルバツ形式で答えたり、各グループで意見を出し合ったり。
同じ町でも住む場所も違えば、通る道も違うから、いろんな意見はある意味自然なこと。そんな中、とても印象的だったのが、参加した皆さんには、「長門湯本を”歩ける温泉街”にすることが、地域全体の魅力を高めることになる」という認識が共通しているように感じられた点。
「細かな課題はあるけれど、お互いに耳を傾け、笑顔でこのまちをよくして行こう!」という未来志向の姿勢が感じられました。
本年度のワークショップは、全3回行われ、第2回は7月16日に開催予定とのことです。もし、まだ参加されたことのない住民の方は、ぜひお気軽に参加して見てはいかがでしょう。
今回のワークショップの模様は「ゆもと通信」として、地域の皆さんに配布が予定されています。後日pdfでも配布予定ですので、追ってお知らせいたします。
長門湯本みらいプロジェクトでは、現在「まちづくりの情報発信」に関わる仲間を広く募集しています。リバーフェスタや社会実験などの情報発信から長門湯本の日々の魅力を伝えるレポートまで、「文章を書くのが好きな人」、「写真を撮るのが好きな人」、「デザインづくりが好きな人」など、我こそはと思う方は、是非お気軽にお問合せください。