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長門湯本REPORT:温泉の恩恵に感謝する秋季恒例祭が行われました

2020年10月23日(金) 温泉に感謝を捧げる秋季恒例祭が執り行われました。

これは、今からおよそ600年前に大寧寺の定庵禅師が住吉大明神から授けられたという温泉の恩恵に、地域の皆様で感謝の祈りを捧げる大切な儀式で、毎年春と秋の二回行われています。

爽やかな秋晴れの温泉街。リニューアルした恩湯前の千代橋にも大きなのぼり旗がたなびきます。長門湯本に温泉を授けたとされる住吉大明神を祀る社は、その伝説の泉源を持つ恩湯を見守る丘の上にあります。
恩湯の背後、深い緑に囲まれた石段を登り、優しげなお地蔵様の横を進むと、温泉街全体を見渡す高台に住吉神社(左側)と興阿寺(右側)が静かに佇んでいます。

午前11時、神事には湯本区自治会の岡田会長をはじめ、まちづくり協議会の荒川会長、湯本温泉旅館協同組合の伊藤会長や恩湯を運営する長門湯守の大谷代表などが出席し、秋季恒例祭の神事が始まります。

静かな境内に厳かに響く大寧寺岩田啓靖ご住職の読経の声。集まった方々は頭を垂れて温泉の恵みに深い感謝を捧げます。

神事の締め括りには、岩田御住職から皆さんへのありがたいお言葉。長門湯本の原点でもある温泉に深い感謝を示す恒例祭を無事に終え、長門湯本温泉の秋はゆっくりと深まっていきます。