長門湯本温泉の秋、約360年の歴史を誇る深川萩と茶の湯の文化が温泉街に豊かな彩りを加えます。「うつわの秋」では、秋の温泉街を舞台に、隣り合う窯元集落である三ノ瀬深川窯の伝統、そこに息づく作り手の気品をそのままに味わっていただく時間をお届けいたします。
本年春に再建された「恩湯」、リノベーションにより開業した御土産処「おとずれ堂」を舞台に、温泉街と三ノ瀬深川窯が連携してお届けする、温泉街の「文化体験」をぜひお楽しみください。
出展作家のご案内
萩焼は、豊臣秀吉が朝鮮に出兵した16世紀末、文禄、慶長の役(1592~97)の際、毛利輝元公が、朝鮮李朝の陶工、李勺光・李敬等を承知したことに始まります。その約半世紀後、 承応2年(1653年)蔵崎五郎左右衛門が同族の勘兵衛とともに、現在の長門市深川湯本三ノ瀬での独立窯業を願い出て許しを得たのち、明暦3年(1657年)、「三ノ瀬焼物所」が創業されます。
ここから約360年、「三ノ瀬深川窯」は茶陶器として確たる地歩を占めながら発展を遂げています。2020年、初めての開催を迎える「うつわの秋」には、三ノ瀬深川窯の全5つの窯元、8人の作陶家が出展いたします。
長門湯本温泉 うつわの秋
出展
坂倉新兵衛窯
坂倉善右衛門窯
坂田泥華窯
新庄助右衛門窯
田原陶兵衛窯
主催:萩焼深川窯振興協議会、長門湯本温泉まち株式会社
会期:2020年9月18日(金)〜28日(月)
会場:立ち寄り湯 恩湯(午前11時~午後6時、会期中無休)
おとずれ堂ギャラリー(午前11時~午後6時、休:火水木)