長門湯本report:2019年3月18日 第7回長門湯本温泉観光まちづくり推進会議が行われました。

3月18日(月) 長門市役所にて第7回長門湯本温泉観光まちづくり推進会議が開催されました。

推進会議は、長門市が湯本温泉街の再生を目的に策定した「長門湯本温泉観光まちづくり計画」に関し、下部組織である長門湯本温泉観光まちづくりデザイン会議から提案される内容について、様々な観点から意見を述べ、審議する大切な意思決定機関です。

第7回目の開催となる今回も、複数のメディア関係者が傍聴する中、同推進会議の委員8人が出席し、様々な議題について報告や議論が重ねられました。

委員長あいさつ

まず冒頭に委員長である大西市長から、開会の挨拶が行われました。
〜大西委員長 発言要旨〜
今年度は駐車場、竹林、雁木広場など多くの施設が設置され、4月には恩湯にも着工し、長門湯本のまちづくりは佳境を迎えている。先月行われたミズベリングでは長門湯本が大賞を受賞した。これもご協力いただいているデザイン会議の皆さん、地元の温泉旅館、湯本地区の皆さんの熱意がつながったものだと思う。まちづくり計画がますます動き出したように感じる。引き続き皆様にご協力賜りたい。

報告・審議事項

(1)民間投資促進事業の進捗状況について(報告)

①恩湯等施設整備・運営事業について

次に、大谷デザイン会議委員(長門湯守株式会社 共同代表)より、恩湯などの施設の整備や今後のスケジュール、運営事業について報告がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

②長門湯本温泉まちづくりファンドの設立について

次に、山口フィナンシャルグループ 椋梨氏より「長門湯本温泉まちづくりファンド」の組成が発表されました。このファンドは、山口銀行と一般財団法人民間都市開発推進機構との共同出資により組成されたマネジメント型まちづくりファンドで、地方銀行では全国初となる取り組みになります。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜山口フィナンシャルグループ 椋梨氏の報告抜粋〜
兼ねてより検討していたまちづくりファンドの組成を行う運びとなった。長門湯本の新たな魅力を創出し、お客様満足度が向上するよう中核なる施設、新規事業などの協力をする。長門湯本温泉エリアの質の向上に繋がるように、デザイン会議と連携しながら事業者の事業展開に積極的にグループをあげて取り組んでいきたい。
〜民間都市開発推進機構 加藤氏の発言要旨〜
民都機構とは、国土交通大臣の指定を受けた民間まちづくりを応援するための団体。「まちづくりファンド」は平成29年度に始まったもの。全国で6番目、中国地方では初めての取組みとなる。商業的な整備と民間投資を組み合わせ連携していく中でこのファンドを活用して頂ければと思う。
〜石井代理(星野リゾート)の発言要旨〜
地元に関連したものも必要だが、同時にハイクオリティなものを提供するのが重要。お客様を満足させられなければならない。「地元の人材育成」と「質の担保」を両方見ながら進めて頂きたい。
〜大西委員長の発言要旨〜
まちづくりの環境が整ってきた。今後は川沿いにも色々誘致に向けてお力添えを賜りたい。 先日長門湯本で、市役所の向上見学会に全国から大人数が長門湯本に泊まったが、その際に「食べに行く場所がない」と言われていた。是非『食』にも力を入れて欲しい。

(2)公共空間の活用について(報告)

冬季社会実験の実施報告と今後の取組みについて

続いて、長門湯本オソト活用協議会の伊藤就一氏(長門湯守株式会社 共同代表)から閑散期の河川空間の活用方針について説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜内田委員(山口大学経済学部 教授) 発言要旨〜

温泉街の風物詩としての取り組みは良いと思う。ちなみに寒さ対策はどうされたのか?ストーブなどの暖房器具に加え、毛布やひざ掛けといった配慮があればもっと良いのでは。

〜長門湯本オソト活用協議会 伊藤就一氏 発言要旨〜
寒いので、温かい格好でご参加いただくよう事前に周知はした。ランプやキャンドル、焚き火などで寒さは緩和できたとは思うが、今後安全管理も含めて検討したい。

(3)公共空間設計・整備の進捗状況(報告)

次に、インフラおよび外部空間のデザインを担当されている金光デザイン会議委員(有限会社カネミツヒロシセッケイシツ) より、公共空間設計・整備の進捗状況について説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜泉デザイン会議委員(有限会社ハートビートプラン)発言要旨〜

左岸道路の工事は今年いっぱいで終わらせる予定。狭窄部のデザインの細かい部分は、荒川委員が市民の皆さんと一軒一軒センチ単位で協議をされ、全部調整した上で、自治会の要望を届けた。道路整備の方も各所へ同行していただき、市民の熱意もあるということでスムーズに進んだ。ご尽力頂いた力は大きい。

〜荒川委員(湯本まちづくり協議会会長) 発言要旨〜

長門湯本は観光地でもあるが、私たちの生活圏でもある。地元の人たちに様々な意見があったのも事実だが、今は前向きに「歩ける温泉街」として、温泉街トップ10を目指して行こうという姿勢で全員が向かっている。

〜内田委員(山口大学経済学部教授)の発言要旨〜

観光地と地元とのバランスは難しいが、合理的に運用できれば。高齢化している地域なので、顧客と地元民のニーズに応えていくことは大切。

(4)長門湯本温泉の名称・マークの取扱いについて(報告)

次に長門市経済観光部の田村理事より、長門湯本温泉の名称・マークの取扱いについて説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜内田委員の発言要旨〜

フォントやマークも含めて、地域のコンセプトの統一性が必要。もう少し具体的にコンセプトを掴んで行きたい。今まではハードを中心に進めてきたが、ソフトもつめていく時期に入ってきていると思う。

(5)新設駐車場指定管理による運営方針案について(報告)

引き続き、長門市経済観光部の田村理事より、新設駐車場指定管理による運営方針案について、報告がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

(6)来年度の事業内容とスケジュール(協議)

続いて、泉デザイン会議委員(有限会社ハートビートプラン)より、来年度の事業内容とスケジュールについて説明がありました。

※上記は公開資料の抜粋です。公開資料はコチラより一括ダウンロードが可能です。

〜石井代理(星のリゾート) 発言要旨〜
今後はどうやってトップ10に押し上げていくのかという部分が重要。まだあまり明確でない部分を落とし込んでいったほうが良い。季節ごとに統計を出して、これから推進会議で議題活発に出来たらと思う。
〜内田委員 発言要旨〜

重要なことの一つは、コンセプト。長門湯本温泉の地域資源に則ったものが良い。ローカルでここでしか楽しめないもの。もう一つは組織。石井さんも言われたように、育成する人材と財源。流行ると、色んな所から人が入って来る。業者の手から離れて、民間で進めていくときにどうしていくのか。

以上のような協議を経て、来年度の事業内容とスケジュールは決定されました。

(7)デザイン会議の実施状況について(協議)

続いて、 長門市経済観光部の田村理事より、デザイン会議の実施状況について説明がありました。
〜長門市経済観光部 田村理事 報告抜粋〜
事業については各分野で進捗を進めていただいている。ハード設計や整備についても予定どおり進んでおり、成果としては評価できるレベルに達している。体制も十分に機能しているため、最終となる3年目の今年度も現行の体制で進めるのが効果的かと思う。
以上のような協議を経て、デザイン会議の今後の実施体制は現行通り決定されました。

以上のような報告・協議を経て、各委員より以下のように発言がありました。

〜伊藤委員(湯本温泉旅館共同組合理事長) 発言要旨〜
個人の意見として、歴史的な地域資源があまり表に出てきてないように思う。「大寧寺」「俊寛の墓」や「孝子 千代松の墓」など、珍しいものがある。歴史に基づいた観光資源をもう少し掘り起こしていただければと思う
〜大谷委員(長門市観光コンベンション協会 会長 )発言要旨〜
デザイン会議の方から出た「癒され方改革」とあったように、最近は健康のニーズが一番高いとは感じる。何か健康をテーマとしたコンセプトがあれば良いのではないだろうか。
〜大西委員長 発言要旨〜
地元が主体となってしっかり考えることはやはり必要になってくる。ソフト事業もこれから始まっていくが、事業や方向性について、地元で議論が始まっていけば良いなと思う。それに伴い求める人材や内容が変わってくる。
〜山口県観光スポーツ文化部 三坂代理 発言要旨〜
今回代理として初めて参加したが、デザイン会議を中心に、公共空間の活用、景観、コンテンツの検討など必要なものが立体的に議論されていて、有意義で素晴らしい会議だと感じた。山口県の温泉として拠点となる長門湯本の活性化が誘客の促進に直接繋がってくると思う。県の方も情報発信など、様々な面で協力していきたい。
全ての報告・提案・進言を受け、大西市長から以下のような総括により、第7回推進会議は締めくくられました。

〜大西委員長 発言要旨〜

観光調査にて、今年度は長門市が253万人の市外からの観光客を迎えたことを発表した。前年度の218万人より大きな伸びであったが、その一方で宿泊客数は減ってきている。宿泊の核となるのは長門湯本温泉。TOP10という目標に少しでも近づけていきたい。また、湯本が景観条例重点地区になったが、住民の皆さんの姿から、湯本温泉全体をより良くし、守っていこうという強い気持ちを改めて感じた。エリアマネジメントにもしっかりと力を入れて立ち上げていく。来年は最終となる3年目になるが、皆様には引き続きご協力をお願いしたい。

以上、各分野のエキスパートからの細密な報告と、地域の代表者の方々を交えた議論で、あっという間の2時間でした。今後も社会実験などを通して、より良い方向へ地域全体がシフトしていこうとする様子が一段と見てとれるようになります。地域の方々、専門家、行政によるさらなる連携プレーで、2020年度までの完成に向けて着実に取組が進められて行くことを期待しています。

※長門市の公式ホームページに移動します。

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