長門湯本report:おとずれリバーフェスタ2018 詳細レポートvol.03 〜まちづくりの6つの要素 “文化体験”編〜

おとずれリバーフェスタ2018レポートvol.3

まちづくりの6つの要素 “文化体験”編

イベント初日、温泉街にある“cafe&pottery 音”からは楽しそうな声が聞こえてきます。

この日行われていたのは、萩焼深川窯青年部のみなさんによる「萩焼制作体験」。

昨年も大好評だったこの体験、今年は「作ったものをぜひ実際に使っていただきたい!」とお題は豆皿作り。土を器の形に整えたり、型に沿って切り抜いたり、模様をつけたりと、子どもも大人も真剣に、オリジナルの豆皿作りを楽しんでいました。

まちづくりの6つの要素、3つ目は“文化体験”です。

長門湯本温泉街からほど近くの山あいにある集落、三ノ瀬(そうのせ)には、360年もの歴史を持つ萩焼深川窯の窯元が5軒あります。美しい小川が流れ、岩肌を鮮やかな緑に染める苔たちにも趣がある三ノ瀬。昔共同で使われていた古窯の跡や、陶土を砕くサコンタといわれる水車が佇み、集落そのものにも歴史を感じることができます。

イベントでは、こうした萩焼の伝統を受け継ぐ、若手後継者の皆さん自らが手ほどきをしてくださるという貴重な体験ができ、今年も大賑わい。

萩焼を身近に感じながら楽しみ、おもいおもいの形に仕上げた作品は、焼き上がったものがみなさんのお手元に届き始めています。

旅先で出会う“ここでしか体験できないこと”は、その旅を印象付ける大切なもの。

みらいの長門湯本温泉街でも、そんな特別な体験ができる場所の検討を進めています。

 

会場となった「cafe&pottery 音」は、この萩焼の窯元の若手後継者や、旅館の若旦那たちが中心となり、まちづくりの拠点となるような場所を作ろうと、空き家を自らリノベーションし、1年前に開業したカフェと萩焼のギャラリーです。

萩焼といえば「一樂、二萩、三唐津」と言われるほど、古くから茶人に愛されてきた器が有名ですが、ここ cafe&pottery音では茶器はもちろん、“生活に取り入れやすい器”をテーマに、新しいスタイルの萩焼も展示、販売しています。

カフェでは、作家の皆さんが作る、個性的で温かみ溢れる器で、おいしいコーヒーをいただける贅沢。社会実験として、テラスをぐんとのばし川へせり出した“置き座”も実現。

萩焼を片手に、川のせせらぎ、通り抜ける風を感じながら置き座で過ごすひとときもまた、旅や日常をよりよいものにしてくれます。

さて、みなさんは旅先で、どんな体験に出会ったことがありますか?

おとずれリバーフェスタでは、川辺の温泉街ならではの体験も数多く実施されました。

朝の音信川(おとずれがわ)。旅館玉仙閣の前に設置された川床では、川床でいただく朝食のサービスが検討されています。朝の澄んだ空気の中でごはんをいただくと、朝からもりもり食欲がわいてきます。

昼下がりの川床で開かれた中国茶曾。

白い布で囲われた川床は、茶室の厳かさと、それでいて水や風の流れを感じると、ふっと心が解放されるような、異空間。

なにより「外で茶会を開催するのは実は初めて」と笑う茶日月さんのはじける笑顔に安堵し、自然と身体中がお茶を愉しんでいます。3種の特別な中国茶をゆっくり目覚めさせ、心を注ぎ、振舞ってくださった茶日月さん。一杯一杯に発見がある、素晴らしい体験でした。

一緒にいただいた茶菓子は周南市の「La petite mame」さん、茶日月さんのこだわりの一品です。

こちらは、大谷山荘前に設置された川床。

夕涼みにぜひ利用していただきたい“ちょい飲みセット”の提案。

水の音と木々のざわめき。髪を揺らす風。おいしいお料理にお酒。

きっと忘れられない旅になります。

夜の川辺に出現した大スクリーンでは“おとずれキネマ倶楽部~川辺の野外上映会~”

きらきら橋のすぐ近く、新しく整備された雁木広場の階段は、客席に様変わり。

かわいらしいアニメーションや、萩焼の歴史文化を学べるドキュメンタリーが映し出され、空には星空、虫の小さな鳴き声も聞こえ、最高のロケーションです。

昔から、温泉街に暮らす人たちにとって、音信川は暮らしの一部でした。

遊歩道には洗濯場跡があり、みな温泉や川の水を生活に取り入れて、川とともに暮らしていました。川沿いの建物は川に向かって開き、置き座があった記録も残っていて、川を楽しむ暮らしもまた大切にされてきました。

こうした川とともに暮らし、川を楽しむ長門湯本の文化と、それが生み出すまちなみを継承しながら、みらいに向けたまちづくりは進められています。

最後に、ちょっと趣を変え、長門湯本のお隣、同じく湯のまち俵山から曙橋に出店してくださった見習いハンター中野さんによる「俵山ジビエ教室」のご紹介。地域おこし協力隊である中野さんは現在、ジビエ事業を柱として俵山の地域おこし活動を行っています。

人間の都合によって狩猟されてしまう猪鹿などの動物たちの命と向き合い、最後までいただくことで供養したい、と語る中野さん。狩猟のことからジビエ料理のことまで、様々な質問が飛び交い盛り上がりました。俵山温泉街の、新しい文化としての発展が期待されます。

“文化体験”編、いかがだったでしょうか。 次回は“そぞろ歩き”編。“食べ歩き”編でお伝えできなかったお店の数々や、魅力的なワークショップをめぐりながら、温泉街の回遊を楽しんでいるみなさんのご様子をご紹介したいと思います!
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